フェデックス、女性従業員活躍推進への取り組みに対するえるぼし認定を取得

フェデックス コーポレーション（NYSE: FDX）傘下のフェデックスエクスプレス（以下、フェデックス）は、厚生労働省の定める「えるぼし認定」のZui高ランクである3段階目を取得しました。

これは、2016年4月に制定された女性活躍推進法に基づき、女性従業員の活躍を推進するフェデックスの取り組みが認められたものです。職場で能力を発揮するための女性従業員に対する支援などの5つの評価項目において、フェデックスは全ての基準を満たしました。評価項目は採用、継続就業、労働時間等の働き方、女性管理職比率、多様なキャリアコースです。

日本におけるフェデックス エクスプレスの代表者、マネージング ディレクターの久保田 圭は次のように述べています。

「職場でのジェンダー平等に向けたフェデックスの取り組みが認められたことを誇りに思います。人を第一に考える、ピープル・ファーストの理念を貫くフェデックスは、組織内外でジェンダー平等に意欲的に取り組んでおり、職場と地域社会における多様性、公平性、包括性を掲げるコミットメントとして、これを推し進めていきます。ジェンダー平等はフェデックスの企業文化にとって不可欠であり、従業員、お客様、そして地域社会により良い未来をもたらすために極めて重要だと考えています」

フェデックスは、従業員にポジティブな労働環境を創出することで、従業員はお客様により良いサービスを提供し、それによってさらなるビジネスの創出につながる、People-Service-Profit（PSP）を理念としています。フェデックスは従業員の要望に合う労働環境の実現のためにこの理念を基本とし、またそれを基に日本の市場動向にも積極的に対応しています。

付録　－ 評価の詳細については以下をご覧ください
フェデックスは、以下の5つの評価項目において次のような評価を受けました。

1. 採用 　　
フェデックスでは、世界的に適用している雇用機会均等に関する規定が、多様性に富んだ組織形成にあたり重要な役割を果たします。2022年に採用したフルタイムで勤務する従業員に占める女性の割合は45.9%[1]でした。現在、フルタイム[2]の従業員全体に占める女性の割合は26.6%で、業界平均である12.2%を上回っています[3]。

2. 継続就業 　
フェデックスは、全ての従業員に平等な機会の提供を約束するとともに、人生の新しいステージを迎える従業員に対する支援も行っています。一例として、2022年に法改正が行われた男性の育児休業について、子どもが誕生した男性従業員にはその取得を積極的に働きかけています。また、育児や介護、特別なサポートなど、家族の支援をする必要のある従業員には、フェデックスでのキャリアを継続しながら取得できる休暇の付与を行っています。取り組みの結果として、女性フルタイム従業員の平均継続勤務年数は11.4年[4]となりました。これは、業界平均である9.3年を上回っています[5]。

3. 労働時間等の働き方　
2024年に時間外労働の上限規制が適用されることもあり、物流業界でも新しい働き方の模索が続いています。フェデックスは長年にわたり柔軟な働き方を採用しています。また、空港を拠点とする従業員には、心身の健康を守るために原則として12時間の勤務間インターバルを設けています。さらにフェデックスではパンデミックが始まる前から、在宅勤務を選択できる制度があり、対象となる従業員には、通関業務やコールセンターなどで勤務する従業員など、仕事の性質上原則として現場勤務が求められる部門の従業員も含まれています。フルタイムで勤務する従業員も柔軟性のあるスケジュールで働くことができ、その理由を問わずに希望に応じて時短勤務も可能です。

4. 女性管理職比率 　
フェデックスは、上級管理職[6]を務める女性が多い、世界的に見ても多様性に富んだ企業です。日本においてもより多くの女性に管理職に就いてもらうことを目標とし、チームの後継者育成プランの対象者に女性を1人以上含むよう、全管理職に働きかけています。現在、フェデックスで働く管理職に占める女性労働者の割合は13.7%[7]です。これは業界平均である5.2%[8]を上回っています。

5. 多様なキャリアコース　
フェデックスは、女性従業員同士が交流を深めて協業することを奨励し、その交流を作るきっかけを提供しています。この取り組みを通じて、これまでの体験や自身のキャリアにおける優れた業績達成などを共有し、お互いに新しい可能性を模索できるようになります。フェデックスでは2019年6月から2022年5月の間に、7人の女性有期契約従業員が、フルタイム従業員に登用されました。また、同期間でフルタイム従業員として雇用された30歳以上の女性の数は54人でした。